「自分の武器は、六大学というとてもレベルの高い舞台でも試合を作ることができる安定感だと思います」。昨秋の法大2回戦では完投勝利。東大に7年ぶりの「2勝目」をもたらした。「試合後に東大の応援歌が先に流れるのが新鮮で、先輩が嬉し泣きしているのを見ると自分も嬉しかったです」。一方で悔しい思いもした。立大1回戦、1点リードで迎えた九回、二死まで相手を抑えたところからまさかの逆転サヨナラ本塁打を被弾。「前の打者に四球を与えてしまったので、今度は絶対ストライクを投げようとしたら、本塁打を打たれてしまいました」。
相手に球を読まれる状況でどう打者の裏をかくかが今後の課題だ。遅い球種や、現在より伸びる球を習得。アンダースローでしか投げられない球を目指している。昨秋の経験に、進化した持ち球。今季の躍進に要注目だ。【冴】

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