東大出身で、現在はGMOインターネットグループで働く広報の寺山さん、エンジニアの須田山さん、企画職の宝田さんの3人に現在の職場を選んだ理由や仕事の魅力についてお話を伺った。異なる職種で働く3人でありながらも、インタビューを通してGMOインターネットグループ全体に共通する二つの魅力が見えてきた。それは「多様なグループを有する成長企業で働く価値」と「日々新たなことにチャレンジできる楽しさ」であった。
【経歴】
写真中央:寺山 ひかり(てらやま・ひかり)さん
17年東大大学院学際情報学府修士課程修了。21年よりGMOインターネットグループコミュニケーション部広報チームに在籍、現在は広報チームリーダー。
写真左:須田山 強真(すだやま・しいま)さん
18年東大大学院情報理工学系研究科修士課程修了。GMOアドパートナーズを経て、21年よりGMOインターネットグループ研究開発本部 AI研究開発室 データ解析・AI研究グループにて研究開発職を担当。
写真右:宝田 大輝(たからだ・ひろき)さん
13年東大文学部卒。13年よりGMOペイメントゲートウェイ、17年より経営企画・新領域創造部に在籍、現在は新領域創造課課長。
成長する人は、成長企業にいる
──普段の仕事の内容についてお聞かせください
寺山:GMOインターネットグループ全体の社内・社外広報を担当しています。社外広報とはGMOインターネットグループの取り組みを社外に伝える仕事で、社内広報とはグループの取り組みをグループ内各社の人に伝える仕事です。GMOインターネットグループはグループ会社が国内外に107社(2022年3月末日時点)あり、属性の異なる人が集まっているので、グループ全体としてのパートナー(社員)の認識や目標を合わせるための社内広報が重要になっています。
東大大学院に在学時代、学問分野や属性の違う人と積極的に交流したのは今の経歴に積極的に作用していると感じます。というのも広報の仕事は基本的に、バックグラウンドの異なる人の間での情報共有です。情報共有をどう行うかの工夫や、意見の異なる人同士の調整を行う際に学生時代さまざまな人と交流した経験が生きています。
須田山:GMOインターネットグループ全体の技術支援を横断的に行う「グループ研究開発本部」という部署で、機械学習エンジニアをしています。広告や金融などの各種事業に対して、データ分析とシステム開発の両面でお手伝いをしています。
インターネット広告事業の支援では、ユーザーがウェブサイトを閲覧した瞬間にユーザーにマッチした広告を届けるアルゴリズムを開発しています。精度とパフォーマンスの両面を考慮した効果的なアルゴリズムを設計する上では、前提になってくるコンピューターの動作原理について実際に手を動かしながら学んだ経験が役に立っています。もちろん学科時代に統計や機械学習などの幅広いトピックに触れた経験も生きています。

宝田:私はお二人とは会社自体が異なり、決済・金融関連事業を行なうGMOペイメントゲートウェイの経営企画・新領域創造部に所属しています。弊社は営業利益25%成長の継続を目標にしており、新規事業の立上は必須です。そこに関することを何でもやるのが私の仕事です。
皆さまと関わりのあるものとして、東大大学院と連携して、データサイエンティストの育成支援に取り組んでいます。東大大学院の情報理工学系研究科にDSS(データサイエンティスト養成講座)というプログラムがあり、その中で、GMOペイメントゲートウェイから提供した決済関連の模擬データを用いて、大学院生に分析やアルゴリズムの構築にチャレンジいただいています。この産学連携の取り組みは5年目を迎えますが、実際に社会に存在するデータを用いて分析し、現役のデータサイエンティストと議論もできる点は、非常に好評いただいています。
こうした取り組みを通して、須田山さんのようなエンジニアの卵である学生さんがGMOインターネットグループに興味を持つきっかけとなることも目指しています。自分を育ててくれた母校と一緒にプロジェクトを行い、母校・社会に還元できることはとても面白く、印象深い仕事です。
──就職活動の軸はどのようなものでしたか。またその軸を踏まえて現在の会社を就職先に選んだ理由は何ですか
寺山:私は前職の行政系の機関から、GMOインターネットに昨年中途入社しました。院生時代、研究の関係で自治体の方と交流する機会が多くあり、その際に自治体では紙を用いたアナログな働き方がまだ主流という話をよく聞きました。そこでDX(デジタルトランスフォーメーション)による仕事の効率化に興味を持つようになり「自分が働くことでいかにDXを広く推進できるか」が就職・転職の軸となりました。
GMOインターネットを選んだ理由は、インターネットに関連する事業をここまで幅広く展開している企業は日本に他にないと感じたからです。インターネットインフラ事業から、インターネット広告・メディア、インターネット金融、暗号資産事業まで国内外で幅広く事業を展開しています。GMOインターネットで広報として働くことで、幅広い技術に触れ、広めることでDXを推進できると思いました。
須田山:私は幼少期からwebに触れていて、webエンジニアとして働くことを学生時代から意識し東大でもコンピューター科学を専攻しました。特にユーザーが各自の興味のある情報にアクセスするのを助ける仕事がしたいと考え、GMOアドパートナーズというインターネット広告を作る企業で働くことにしました。
またグループ全体にある、手を挙げればやりたいことをやらせてくれるベンチャー気質な文化も良いと感じ、入社を決めました。実際私は「ブレイクスルーオプション(注を参照)」という、プレゼンに合格すれば自身の希望する仕事・部門への異動が可能になる制度を利用してGMOアドパートナーズからGMOインターネットに転籍しました。
宝田:私は「そこで働く人」で選びました。GMOペイメントゲートウェイのパートナーから成長に期待してもらったことや、一緒に成長しようと親身になってもらったこと、そういったマインドに素直に感動し、この人たちと働きたいと思い選びました。
また成長企業で働く価値はあると考えたのも理由の一つです。GMOインターネットグループはグループ全体で13期連続増収増益していまして、そういった成長企業には、成長する人・視点の高い人が傾向として多いと感じます。学生以降40年間働くということを考えると、そういった人と働くことにより自分自身の人間としての成長角度も変わってくると考えています。
注:ブレイクスルーオプション
新卒パートナー限定のFA制度。 入社から3年、6年、9年と、3年経過時に、新たなステージへのチャレンジ権を取得。権利を行使してプレゼンに合格すれば、自身の希望する仕事・部門への異動が可能となる。
多様なグループ企業を有する成長企業だからこそ、さまざまなバックグラウンドの人と日々新たな事業に取り組める
──GMOインターネット、GMOペイメントゲートウェイの魅力についてお聞かせください。
寺山:まず広報の立場から言うと、日々新しい情報や人に触れられる点が魅力です。GMOインターネットグループでは新たな企業のグループジョインや、新たな事業の立ち上げが日々起こっています。そうした新事業に対し、実際に事業に携わっている人にその詳細についてヒアリングを行い、事業が社会に与える意味を社内外の人にわかりやすく伝えることが広報の仕事です。飽きる暇がなく、自分の知らない世界が日々見えてくる仕事なので好奇心旺盛な人に向いていると思います。
GMOインターネットグループ全体の話になると、女性が働きやすい点も魅力の一つだと思います。産休・育休の取得や時短勤務も可能となっており、社内に託児所があるなど、男女問わず働きやすい職場を作ってくれている配慮をすごく感じています。

須田山:一般的な受託開発のようなケースと比べると、より事業に近い立場で立ち会い、サービスの収益を改善していくことができるため、やりがいを感じることができます。
さまざまなバックグラウンドの方がいる点も魅力です。例えば物理学の博士号を持った専門性の高いエンジニアの方や、外国人のエンジニアの方も在籍しており、そういった多様性のある環境も魅力だと思います。
宝田:やはり積極的で前向きな方が多い点が魅力ですね。これは先ほども言ったように成長企業だからこそだと思いますし、成長企業であることが魅力だと言い換えられると思います。
好奇心旺盛で、変化とチャレンジを楽しめる人財を
──どのような学生に来てほしいですか
寺山:広報はさまざまなバックグラウンドを持つ方、異なる業界の方と触れ合う機会が多いので、好奇心旺盛な方に大変向いていると思います。
また自分なりの未来のビジョンを持っている方だと楽しめる環境だと思います。GMOインターネットグループ代表の熊谷はよく「未来は待つものではなく、創るものだ」と言います。未来というのは待っていても取り残されてしまうから、社会や生活、仕事をいかにしてより良くするか積極的に考え、変化させる必要があるということですね。この考えに共感し、変化とチャレンジを楽しめる方にぜひ来ていただきたいです。
須田山:この会社ではエンジニアとしてGMOインターネットグループが行なっているさまざまな事業に対し、技術的課題解決の支援ができます。事業に近い立ち位置で、かつ自由度が高い環境でどんどん新しいことにチャレンジしたい方にぜひ来ていただきたいと思います。
宝田:今後一層成長する企業に興味がある人、という点はまず前提にあります。加えて好奇心が旺盛で、自分の興味範囲はここまで、自分の仕事はここまで、という風にあまり線引きしすぎない人がすごく魅力的な学生だと思います。
──最後に、今後のキャリアの構想を教えてください
寺山:グループについて一層知っていきたいと考えています。グループ各社の方と関わりを増やして深掘りし、より積極的に社内外に向けて情報発信したいです。
また現在はグループ全体で技術力やクリエイティビティの強化に注力しているところです。そういったスキルを持つ方にさらに集まっていただくために、グループの技術的な取り組みやクリエイターの創作活動を、社外により広くアピールする情報発信を行いたいと考えています。
須田山:機械学習エンジニアには2つの求められる側面があります。エンジニアリングと、データから収益につながる傾向などを見つけるデータ分析の技術です。最初に働いていたGMOアドパートナーズでは、エンジニアリングの経験をある程度積めました。しかしGMOインターネットに転籍し金融に関するプロジェクトなどにも関わるようになって、データ分析技術の重要性を一層実感していますね。機械学習エンジニアとして活躍の幅を広げるために、データ分析の専門性をより高めたいと考えています。
宝田:今までお世話になった人と社会により多く貢献し恩返しがしたいと思っています。特に決済・金融関連事業について世の中をより便利に楽しく豊かにしていきたいです。



■HP:https://recruit.gmo.jp/rookies/
■インターンシップコース
・エンジニアコース1day(オンライン開催)
・エンジニアコース5days(福岡オフィス開催)
・エンジニア&データサイエンティストコース10days(東京・大阪開催)
・ビジネスコース1day(東京開催)
※いずれも詳細、お申込み方法については以下マイページご登録の上ご確認ください。
https://mypage.3150.i-webs.jp/gmo2024/applicant/login/baitai-entry/entrycd/W05
【GMOペイメントゲートウェイ株式会社】
■HP:https://www.gmo-pg.com/corp/recruit/
■インターンシップコース
・ビジネスコース1day@オンライン(全職種対象)
・エンジニアコース1day@オンライン(エンジニア種対象)
※いずれも詳細、お申込み方法については以下マイページご登録の上ご確認ください。
https://mypage.3150.i-webs.jp/gmo-pg2024/applicant/login/baitai-entry/entrycd/001
【記事修正】2022年6月21日午後3時39分 託児所名をBears からGMO Bearsに修正しました。
The post 【GMOインターネットグループ 東大卒業生鼎談】変化とチャレンジを楽しめる、好奇心旺盛な人財を first appeared on 東大新聞オンライン.