岩澤雄司東大名誉教授 国際司法裁判所所長に選出
3月3日、国際司法裁判所(International Court of Justice, ICJ)において裁判所長選挙が行われ、東京大学名誉教授の岩澤雄司ICJ裁判官が選出された。日本からの所長の選出は、皇后さまの父で、外交官だった小和田恆氏(2009年~2012年)に続いて2人目。国際刑事裁判所の赤根智子所長とともに、国際司法に関わる主要な二つの機関で日本人がトップを務めることになる。...
View Article私は、研究者で幸せだった 朝鮮半島と共に歩んだ研究者人生 木宮正史教授退職記念インタビュー
日韓関係はまさに日本の外交においては切っても切り離せないものだ。自分たちの世代の日韓関係は子供や孫の世代にまで受け継がれていく、と語るのは木宮正史教授(東大大学院総合文化研究科・2024年度当時)だ。長年韓国や朝鮮半島の政治を中心とした国際政治を研究し、昨年度をもって東大を退職した木宮教授にこれまでの研究生活の歩みや東大生へのメッセージを聞いた。(取材・丹羽美貴)...
View Article台湾最古の人類化石、デニソワ人と判明 謎に包まれたデニソワ人の分布に新たな知見
海部陽介教授(総合研究博物館)、太田博樹教授(東大大学院理学系研究科)らを含む国際共同研究チームは、台湾で出土していた最古の人類化石が、これまで化石の断片しか見つかっていなかった旧人の「デニソワ人」男性に由来することを明らかにした。成果は4月11日付で米科学誌『Science』に掲載された。...
View Article東大、総長懇談会を各研究科で実施 学生の声を聞く方法検討のWG設置へ
東大は学生とのコミュニケーションの在り方を見直す一環として、昨年11月から12月にかけ対面での「学修環境向上のための総長懇談会」および同10月から今年1月にかけウェブ上での「学修環境や学生生活に関する意見募集」を実施した。昨年10月に本紙が行ったインタビューで藤井総長は、懇談会実施の背景には授業料改定をめぐる議論の中で、学生との対話の機会が限られていたことに対する問題意識があると話していた。...
View Article東大、教授に戒告処分 研究費不正支出に関し監督責任問われる
東大は4月8日、60代の教授を3月31日付で戒告の懲戒処分としたと明らかにした。教授自身の研究室での研究費の不正支出について「指導監督が極めて不適切」だったためとしている。戒告は東大が規定する六つの懲戒処分のうち最も軽い処分で、将来を戒めるもの。...
View Article【寄稿】TEDxUTokyo 2025実行委員会「TEDxUTokyo 2025 “でこぼこ”」を4/27に開催
TEDxUTokyo とは TEDxはTechnology, Entertainment, Designをテーマに、米国に本部を置き活動する非営利団体、TEDにライセンスを貰い地域、大学コミュニティ等が独立して運営しているもので、現在世界150カ国以上で開催されています。...
View Article「希望」が前提ではなくなった 現代日本における希望学 そして東大生活での 「希望」とは 玄田有史教授インタビュー
少子高齢化や「失われた 30 年」と呼ばれる経済の低成長──いずれも近年の日本が抱える問題だ。こうした社会状況の中で自らの人生に不安を感じる人は多い。東大生も例外ではない。2025 年の新入生アンケートによると、新入生の約 88%が将来について何らかの不安を抱えている。...
View Article設立100周年の東京六大学野球連盟 ビデオ判定とDH制導入の大改革 東大にはどう影響?
硬式野球部が所属する東京六大学野球連盟が、試合中におけるビデオ判定および指名打者(DH)制を導入することが分かった。ビデオ判定は12日に開幕した今季から、指名打者制は来春から。...
View Article【東京六大学野球】明大に0-2で敗戦 打線は3安打・13三振の沈黙で好投・渡辺を見殺し
硬式野球部(東京六大学野球)は19日、明大と戦い、2-0で敗れた。エース・渡辺向輝(農・4年)は9回を2失点に抑える好投を見せたが、打線が応えられず。明大の投手陣を前に3安打に倒れた。(取材・撮影 赤津郁海、溝口慶) 明大|001100000|2 東大|000000000|0...
View Article【連載】東大と増加する中国人留学生 ①中国の背景
東大への中国人留学生の流入が増加している。東大の集計によると、昨年 11 月1日時点では 3545 人が中国から東大に留学しており、これは 2014 年(1270人)の3倍近くに当たる。また、現在の東大の外国人留学生全体(5231人)の約...
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