6月号「進学特集号」では、後期課程生や大学院生の学生生活紹介、特集企画「教員に聞く大学院」や2025年度院試結果詳報など、進学選択や院進にあたり決断の助けとなるような特集記事を掲載しています。報道特集として先日参議院で可決・成立した日本学術会議法人化法案に対して、東大教員160人超から回答を得たアンケートの結果を掲載しています。
こちらのページでは、6月10日発行の「進学特集号」の特集記事の見どころを一挙紹介します。
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蔵治光一郎教授インタビュー
日本の国土面積の約7割を占め、私たちの暮らしに関わりが深い森林。しかし、その本当の機能について、私たちは本当に理解しているのでしょうか。森林と水循環の関係を専門にしている蔵治光一郎教授(東大大学院農学生命科学研究科)に、 森林と水の関係や自身の進学選択での経験などについて聞きました。
蔵治教授は東大の所有する「演習林」を企画部長として支えています。演習林は農学生命科学研究科が保有する森林で、総面積が東京23区の半分にもなる広大な敷地を全国8カ所に持ちます。演習林の果たす役割とは…?
各学部4年生に聞く 後期学生生活紹介
6月23日から進学選択の手続きが始まります。まだ志望先を決めかねている2年生も多いでしょう。本企画では各学部の4年生に取材し、後期課程進学後の生活や進学先の特徴について語ってもらいました。受験生や1年生にも役立つ内容です。3S1、3A1タームの時間割と今年度の進学選択手続きの日程も掲載。志望先決定の一助としてみてはいかがでしょうか。
研究、就活、博士課程進学… 大学院生生活さまざま
専門分野に応じて数多くの専攻や研究室に分かれる大学院。そこでの学び方・生活の仕方も人によってさまざまです。就職活動と研究を同時に進める学生、研究者を目指す学生、社会人として働きながら研究を行う学生など、大学院は多様な目的・ライフプランを持った人々が集まる場所でもあります。4人の大学院生に、進路を決めた経緯や日々の過ごし方、研究の進め方について話を聞きました。
教員に聞く大学院
前期教養課程の学生を中心に想像しにくい「大学院」。大学院と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。大学院と学部の違いや、大学院で学び研究する意義とは何でしょうか。特に文系は院進率が低く院進の動機が限られる状況の中、瀧川裕貴准教授(東大大学院人文社会系研究科)に大学院について話を聞きました。
2025年度東大大学院入試結果
直近の2025年度東大大学院入試結果の詳細を掲載しています。
佐藤至子教授インタビュー 蔦屋重三郎とその時代 戯作を「読み解く」面白さ
現在放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、後に「江戸の出版王」へと成り上がる蔦屋重三郎を主人公に、江戸の出版文化を色鮮やかに描いています。大きな戦のなかった18世紀後半が描かれるのは大河ドラマ初のことです。近世日本文学を研究する佐藤至子教授(東大大学院人文社会系研究科)に、蔦屋重三郎や戯作(げさく)者たちの魅力と近世日本文学の面白さについて聞きました。
能登半島地震から1年4カ月 奥能登の現状ルポ
5月30日現在、能登半島地震での死者は災害関連死を含め600人に上ります。しかし、マスメディアでは目立つ報道が減少し、とりわけ首都圏に住む私たちが能登について考える機会は減少しているのではないでしょうか。奥能登の街全体がいまどのようになっているかということを知りたかった記者は4月22、23日に奥能登へ向かいました。いま現地がどのような状況なのか、記者が見た姿をありのまま伝えます。
報道特集 日本学術会議法人化法案
日本学術会議を法人化する法案により、政府は法人化により独立性が高まるとしています。しかし、法案には首相任命監事の監査や、評価委員会の設置、活動報告の提出が明記され、会議の自主独立が脅かされかねないとする声も存在します。今回何が問題となっていて、東大教員はどう捉えているのか。東京大学新聞社は東大教員に学術会議法人化の法案に関するアンケートを実施しました。結果を掲載します。
本号を通じて、東大生だからこそ書ける学生目線の記事をご覧いただけますと幸いです。(2年・吉野祥生)
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The post 進学選択・院進 どう考える? 6月号「進学特集号」の見どころを一挙紹介! first appeared on 東大新聞オンライン.