元東大理事・副学長の大和裕幸名誉教授を幹事とする元東大理事有志が9月25日、東大総長選考会議の小宮山宏議長(第28代東大総長)に要望書を提出した。30日に予定されている全学の意向投票を延期することで、総長選考を一時停止し、調査検証と学内外への納得し得る説明を経て、選考を再開すべきとしている。
要望書では、複数の学内関係者の話として
- 第1次候補者の中で最有力候補だった人物が第2次候補者に残らず、理由も説明されていないこと
- 第1次候補者には文系も女性もいたにもかかわらず、総長選考で多様性の確保という観点が尊重されなかったこと
を指摘。総長選考会議には、同会議で重要とされた原則や観点を説明する責任があるとした。さらに東大憲章を引用しながら、総長選考は「勇気と謙虚さをもって実行されなければなりません」と主張している。
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