【東大最前線】「栽培適地」なくし収穫量向上へ 新たなイネ系統を創出
園芸書には「○○はこの時期に種をまくとこの時期に花が咲き……」と書いてある。そのような記述はもう当たり前ではなくなるかもしれない。井澤毅教授(農学生命科学研究科)らは、ある種の市販農薬を利用したイネの開花時期の人為制御に成功した。(図1)...
View Article硬式野球 最終回の反撃もあと一歩及ばず 宮台投手が3回2/3無失点の好救援
硬式野球部(東京六大学野球)は5月20日、法政大学との1回戦を戦い2―3で惜敗した。先発の濱﨑貴介投手(理Ⅱ・2年)が4回1失点で試合を作ると、宮台康平投手(法・4年)が3回2/3を無失点に抑える好救援。打線は先制に成功し、最終回に追い上げを見せたが及ばなかった。東大は明日21日午前10時半から、負ければ今季最終戦となる法大との2回戦を戦う。...
View Article硬式野球 法大先発の前に散発4安打完封負け 10戦全敗で今季の全試合終了
硬式野球部(東京六大学野球)は5月21日、法政大学との2回戦を戦い、0―4で敗れた。小林大雅投手(文Ⅱ・2年)と宮台康平投手(法・4年)が力投を見せたが、打線が相手右腕の前に沈黙。東大は今季の全試合を終え、2014年秋以来の10戦全敗で最下位に沈んだ。次の試合で立教大学が明治大学を破ったため、優勝の可能性は慶應義塾大学・早稲田大学・立大に絞られた。...
View Article東大・五月祭で高橋まつりさんの母親と弁護士が講演 東大新聞主催シンポジウム
東京大学新聞社は五月祭2日目の5月21日、「新しい働き方」を考えるシンポジウムを開催した。広告代理店「電通」の新入社員だった女性が過労死した問題について、自殺した高橋まつりさんの遺族代理人である川人博弁護士と高橋まつりさんの母親である高橋幸美さんが講演。複数人の有識者を招いてのパネルディスカッションも実施された。 講演する川人弁護士(左)と高橋幸美さん(撮影・児玉祐基)...
View Article【2017年4月アクセスランキング】今年も新入生アンケートに高い関心
(右上から時計回りに)総長賞受賞者らの集合写真、入学式での五神総長による式辞、新入生の支持政党を集計したグラフ...
View Article東大卒・大西卓哉宇宙飛行士のミッション報告会を開催 6月12日、安田講堂で
昨年国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した宇宙飛行士・大西卓哉さんのミッション報告及び「きぼう」日本実験棟での研究成果の報告会が6月12日、安田講堂で開催される。工学系研究科と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共同開催で、大西さんのミッション報告のほか、古川聡さん(JAXA宇宙医学生物学研究グループ長・宇宙飛行士)ら研究者による「きぼう」利用成果の発表や意見交換会を実施予定だ。...
View Article【サークルペロリ】東京大学アマチュア無線クラブ 自分の力で通信
駒場Ⅰキャンパスの学生会館の一室の扉を開けるとモールス信号の音が聞こえ、棚に並んだ無線機が目に飛び込んでくる。訪れたのは、東京大学アマチュア無線クラブだ。 モールス信号を使って交信する部員 アマチュア無線は、金銭上の利益のためではなく個人の趣味として行う無線通信。電波を通して、国内だけでなく海外の人とも通信できる。...
View Article東大進学選択注意点 自分の意志重視の志望へ 第2段階で変更大
本年度で2年目を迎える進学選択には、昨年度から多くの変更がある(表1)。第2段階では、志望順にかかわらず内定可能な学部・学科のうち最も志望順位が高いところに内定できる仕組みを導入。学部をまたいだ併願なども可能となる。進学選択や履修についての情報提供や相談の受け付けを行う進学情報センターと本部学務課に取材し、2018年度進学選択の変更点と注意点をまとめた。(取材・児玉祐基)...
View Article大学入試新テスト 方針・問題例を公表 採点は民間に委託
文部科学省は16日、大学入試センター試験に替え2020年度から実施する新テストの呼称を「大学入学共通テスト(仮称)」として実施方針案を公表した。英語は読む・聞く・書く・話すの4技能を評価することを目指し、共通テストを廃止して民間の試験を利用する。国語・数学は記述式問題を3問程度出題し、採点には民間業者を活用。同日大学入試センター(以下センター)は国語・数学の問題例を公表した。...
View Article過労死をなくすため、再考するべき5つの論点…東大五月祭シンポジウムレポート
5月21日(日)、東京大学新聞社は東京大学五月祭にてシンポジウム「『新しい働き方』を考える」を開催した。 東大・五月祭で高橋まつりさんの母親と弁護士が講演 東大新聞主催シンポジウム...
View Article【N高生のリアル①】昼休み明けの恒例授業「サークルリーディング」とは?
開校2年目にして、4000人近い生徒を集めたN高校。通信制を利用して、「ネットの高校」として開校したN高だが、「通学コースを作って欲しい」という要望を受け、2年目の今年は東京・代々木と大阪・心斎橋に校舎を設立。筆者は東京・代々木のN高に潜入取材した。そこで見聞きしたことをリポートする。 企画概要 【新連載】「N高生のリアル」 教育革命のイマ...
View Article【N高生のリアル②】東大受験から基礎固めまで レベルに合わせた英語教育
サークルリーディングで仲を深めた後は、別館での英語の授業と、本館でのプログラミングの授業に分かれる。今回は英語の様子をリポートする。...
View Article【N高生のリアル③】「N高は『道具箱』」 可能性を生むプログラミング
本館に戻り、プログラミングの授業を見学する。プログラミングの授業は日によってはドワンゴのプログラマーが来て質問を受け付けるが、基本的には教材を用いて各自が進めて行く。...
View Article【はじめての論文】武藤香織教授(医科学研究所) 卒論執筆は医者への怒りが原点
臓器移植や遺伝性疾患など、医療に関する政策について研究を進める武藤香織教授(医科学研究所)。学部生時代は家族社会学のゼミに所属していたという教授に、初めて書いた「卒業論文」について話を聞いた。 98年医学系研究科国際保健学専攻単位取得満期退学。博士(保健学)。米ブラウン大学研究員などを経て、13年より現職。...
View Article大卒就職率 過去最高の97.6% 6年連続で上昇
厚生労働省と文部科学省は5月19日、今年3月に大学を卒業した人の4月1日時点での就職率が、調査を開始した1997年以降で過去最高の97.6%だったと発表した。当時過去最高だった昨年同期の就職率からさらに0.3ポイント値を押し上げ、過去最低の就職率だった11年4月から6年連続での上昇となった。...
View Article東大関係者の論文不正疑惑、本調査を完了 不正がなければ公表せず
東大関係者の医学系・生命科学系の論文計22報に不正があると告発があった件について、事情聴取などを行い不正の有無を判断する本調査が5月31日に終了していたと本部広報課への取材で分かった。不正の有無は「現時点で言えない」としている。...
View Article東大・川原圭博准教授ら、薄く柔軟なモーター開発 ソフトロボットへの応用へ
川原圭博准教授(情報理工学系研究科)らは、印刷技術を用いて薄く柔軟なモーターを開発した。胴体が柔軟で安全性が高い、ソフトロボットへの応用が期待される。 従来ロボットの関節の駆動源は硬く重い電気モーターが主流だった。代替案である柔軟な空気圧式モーターは別途空気ポンプなどを要するため、ソフトロボットの小型化と軽量化に課題があった。...
View Article東大医学系研究科・笠井清登教授ら、統合失調症患者に神経伝達異常を確認
笠井清登教授(医学系研究科)らは、統合失調症などで脳内の電気信号を制御するグルタミン酸系神経伝達に異常が生じていると示唆する研究結果を明らかにした。成果は5月23日付の英科学誌「サイエンティフィックリポーツ」(電子版)に掲載された。...
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