【世界というキャンパスで 分部麻里(文・4年)東南アジア編⑥】日本と違う?働き方の感覚
【前回までのあらすじ】 インターンシップ先であるカンボジア・シェムリアップのスパで一通りの業務に慣れた頃、後輩の指導を任されるようになった。指導を進めるにつれ、文化や言語の異なる後輩たちへの教育の難しさを痛感していった。 ◇ セラピストが施術を行う部屋。窓の外にはスパのガーデンが広がる シェムリアップ郊外の様子。スパのスタッフの多くは、市街地から離れた郊外からバイクで通勤していた...
View Article変わりゆく文学界 小説執筆の在り方に迫る
11月26日は、言論の自由の擁護などを掲げる文筆家組織・日本ペンクラブの設立記念日だ。本企画では小説を書くことに注目し、その書き方や今後の文学界の展望などを探る。小説投稿サイト「オンライン文芸誌破滅派」を運営し、自身も文学賞受賞歴のある高橋文樹さんと、東大文芸部の部長・高妻秀多さん(文Ⅰ・2年)、会計・増田涼太さん(文Ⅲ・2年)に話を聞いた。 (取材・長廣美乃) ネットが開く可能性...
View ArticleWINGS-LST/GPLLI Joint Colloquium 2019 生命科学のミステリーに挑戦 医工薬理の大学院学生が知を結集
医工薬理の大学院学生が集い異分野との交流を図る、生命科学技術国際卓越大学院(WINGS-LST)のコロキウム(WINGS-LST/GPLLI joint colloquium 2019)が、10月26~27日に開催されました。当日の模様を、実行委員長の渡邊成晃さん(薬学系・博士2年)に寄稿してもらいました。 (寄稿)...
View ArticleAI研究で東大とソフトバンクが連携へ 10年で200億円規模の取り組み目指す
左から宮川副社長、孫代表、五神総長、藤井理事・副学長=6日、工学部2号館で(撮影・原田怜於) 東大とソフトバンクは6日の会見で「Beyond AI研究所」の開設と研究成果の事業化に向けた協定の締結を発表した。ソフトバンクは10年間で200億円規模の取り組みを目指すとしている。 Beyond...
View Article精密な表面加工のメカニズム解明
坂上和之主幹研究員(工学系研究科)らは、発光時間が極めて短く、エネルギーの弱い「超短パルス軟X線レーザー」に特有の精密な表面加工メカニズムを発見した。高集積回路などの量産化への応用が期待される。成果は11月28日付の英科学誌『コミュニケーションズ・フィジックス』(電子版)に掲載された。...
View Article温暖化が雲活動に影響 降水分布に変化及ぼす
図:MJOの雲活動の(a)インド洋上での継続日数の推移と(b)西太平洋上での継続日数の推移。黒実線は雲活動の継続日数の時系列、ピンク実線は前後10年の変化傾向、シェード(陰影)は10年間の2標準偏差。(図は大気海洋研究所提供)...
View Article駒場学生相談所相談員に聞く ストレスと向き合うには
勉強、研究、仕事、人間関係など日々の生活で何かしらのストレスを抱える人は少なくないだろう。ストレス社会と称される現代でストレスとうまく向き合い、有意義な学生生活を送るためにはどうすればいいのだろうか。16年間にわたり駒場学生相談所で東大生の悩みと向き合い、心をタフにする精神分析的心理療法が専門の橋本和典特任准教授(立教大学)を取材した。(取材・友清雄太) 現状維持の焦燥感...
View Article運営費不正利用 学友会 100万円以上流用か
教養学部学友会(学友会)は2日、元学生理事2人による運営費の不正利用を明らかにした。現学生理事の調査の結果、不正利用は2016年度から18年度にわたり、不正利用額は約55万円、疑いのあるものまで含めると約100万円に上ることが分かった。 学友会は加盟する団体に資金援助や部室の割り振りなどの援助を行う学生自治団体。前期課程のクラスと駒場で活動する多くのサークルが加盟している。...
View Article国際人道法ロールプレイアジア大会で東大チームが優勝
11月17、18日にマレーシアのマレーシア国民大学で国際人道法ロールプレイアジア大会が行われ、東大から出場したチームが優勝を果たしました。今回はチームのメンバーである白石一颯さん(文Ⅰ・1年)に大会の概要や当日の模様について寄稿してもらいました。 (寄稿=白石一颯) 11月17、18日の2日間、赤十字国際委員会主催の国際人道法(International Humanitarian...
View Article【福島訪問記】①福島第一原発事故後の現状〜廃炉と町の復興〜
この記事は、工学部システム創成学科E&Eコースに通う三上晃良さん(工・3年)が事故から8年が経った福島第一原発・原発がある福島県双葉郡浪江町を訪れた際に見た現地の状況を伝えてもらう連載の第1回です。 (寄稿=システム創成学科E&Eコース 3年 三上晃良) イメージと実際...
View ArticleCampus Guy 丸拓登(まる・たくと)さん(文Ⅲ・2年)
地方との懸け橋として 地方の高校生の受験を手助けする学生団体「FairWind」に所属する。自身も島根県出身で大きなハンディを背負った受験を経験した。「地方では受験情報が不足しており、大変苦労しました」。同じような境遇の学生に進路について考えてもらえるよう、時間の使い方や大学の楽しさを伝える。...
View Article学生新聞のあるべき姿とは 有識者を招き編集諮問委員会開催
東京大学新聞社は10月30日、直近1年分の記事の評価を外部の有識者に求める編集諮問委員会を開催した。弊社前理事長でジャーナリズム研究を専門とする林香里教授(情報学環)の他、東大名誉教授の長谷部恭男教授(早稲田大学)、前総合文化研究科長の石田淳教授らが委員に名を連ねた。現役東大生が執筆した記事は、有識者の目にどのように映り、どのような意見を与えたのか。編集諮問委員会の模様をお伝えする。 (執筆・撮影...
View Articleイェール大学で「慰安婦」問題を議論するシンポジウム開催 学生記者が考えたこと
米国に交換留学に来ていた記者の元に、ある日イェール大学で学ぶ友人からメッセージが届いた。何でも、所属している団体が「慰安婦」問題に関するシンポジウムを行うという。折しも留学前、「慰安婦」問題に関する議論を扱ったドキュメンタリー映画『主戦場』を鑑賞していた記者にとって、とても関心の高いテーマだ。訪れたニューヘブンで見たのは、日本とは全く違う「慰安婦」問題の捉えられ方だった。 (取材・高橋祐貴)...
View Article【東大新聞オンラインPICK UP】〜年末総集編2019〜 学内外がジェンダーに注目
2019年最後の発行号である今回は、1年の総決算として1月1日から12月13日までに公開された記事で、閲覧数や反響の大きさから今年を象徴付けた記事をテーマごとに紹介する。興味のある記事はぜひ本文を読んでほしい。 ◇ まずは「ジェンダー」。今年は東大のジェンダーと関係した出来事やイベントが東大内だけでなく社会的にも注目を集めた。...
View Article「選抜原理に多様性を」上野千鶴子名誉教授が語る、性差別解消へ東大がなすべき変革
「大学に入る時点ですでに隠れた性差別が始まっています。社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています。東京大学もまた、残念ながらその例のひとつです」。そう喝破し、東大に未だ残存するジェンダーの問題をえぐり出した本年度の学部入学式の祝辞は、学内外で大きな議論を呼んだ。来たる2020年、東大が取るべき行動とは。祝辞を述べた上野千鶴子名誉教授に話を聞いた。 (取材・山口岳大 撮影・原田怜於)...
View Article独自の考察力を武器に 外国人研究員が語る日本
外国の地に降り立ったときに問題になるのは単なることばの差異だけではない。ことばの違いの裏に潜む文化や歴史などの背景を全て含んだ「ことばの壁」が立ち表れてくる。このような「壁」を乗り越えたことばの研究者は、どのように日本を俯瞰するのか。言語学者・日本語学者のナロック・ハイコ教授(東北大学)に話を聞いた。(取材・撮影 山中亮人)...
View Article国語教育・メディアから見る ことばの「正しさ」とは
メディアなどで取り沙汰される「誤った」ことばの数々。しかし、本来変わり続けることばに「正しさ」などあるのだろうか。その「正しさ」は何によって規定されるのだろうか。国語教育に携わる専門家と、新聞で「正しい」ことばを発信し続けてきた編集者と共に、教育・メディアの立場からことばの「正しさ」について、再考したい。 (取材・山中亮人) 伝える相手に配慮を 宇佐美 洋(うさみ...
View Article孫正義氏とジャック・マー氏が対談 東京フォーラム2019
仲むつまじげに対談する孫正義氏(左)とジャック・マー氏=6日、安田講堂で(撮影・友清雄太) 「ワクワクする未来へ」...
View Article情報理工系に新組織UMP JUST発足 産学連携・院生支援強化へ
情報理工学系研究科は4日、新たな産学連携プラットフォームである「UMP JUST」の2020年度からの発足を発表した。産学連携を強化し、教育研究活動を支える基盤組織を目指すとしている。 UMP...
View Article【福島訪問記】②8年越しの福島〜福島の現在と原発の未来〜
この記事は、工学部システム創成学科E&Eコースに通う三上晃良さん(工・3年)が事故から8年が経った福島第一原発・原発がある福島県双葉郡浪江町を訪れた際に見た現地の状況を伝えてもらう連載の第2回です。 (寄稿=システム創成学科E&Eコース 3年 三上晃良) 困難と希望...
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