「欧米と中国の間には想像上の空間的断絶があった」サーギル博士と歩く東大キャンパス【番外編】
本連載では、哲学や歴史学、人類学など幅広い人文学的知見を用いて「場」を解釈する文化地理学者ジェームズ・サーギル特任准教授(東大教養学部)と共に、毎月東大内のさまざまな「場」を考察対象として取り上げてきた。新型コロナウイルスが世界でまん延する中、今回は「番外編」として、ウイルスにより分断される世界と我々はどう向き合うべきか、文化地理学的な観点からサーギル特任准教授に聞いた。 (取材・円光門)...
View Articleラクロス・アメフト リーグ戦秋以降に開幕目指す
東大ラクロス部が加盟している日本ラクロス協会は6月30日、今年の公式戦の開催方針を発表した。所属大学などの方針を最優先としつつ、グラウンド使用を伴う行事は8月末まで実施せず、公式戦は9月以降に無観客で開幕する予定。原則リーグの昇降格は行わず、全日本選手権や大学選手権などの全国大会は開催しない。公式戦の準備に関わる講習会は原則として全てオンラインで実施する。...
View Article新型コロナ 国産2剤併用で有効性示唆
東大医学部附属病院は6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者へのナファモスタットメシル酸塩(商品名フサン他)、ファビピラビル(商品名アビガン)併用療法の観察研究の結果を発表した。患者11例中10例で症状の軽快が見られ「併用の有効性を示唆する」としている。結果は3日付の医学誌『クリティカル・ケア』(電子版)に掲載された。...
View Article学内活動再開指針 秋からの授業はオンライン併用
東大は15日、学内の活動制限レベルを13日に0.5(一部制限)に引き下げたことについて、対面授業や課外活動などの再開に関する考え方を発表した。Sセメスターの授業終了日までは原則オンライン授業としたが、通学圏への移動など、諸活動再開への備えを要請した。...
View Article秋季卒業・入学式 代表者のみで開催
東大は6日、本年度の秋季学位記授与式、卒業式、入学式を代表者のみの出席による開催とすることを発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため。学位記授与式、卒業式は9月18日、入学式は同24日に本郷キャンパスの東京大学大講堂(安田講堂)で開催され、総長ら東大本部の役員、各研究科長、学部長、代表学生が出席する。...
View Article【就活の一歩先へ 終身雇用にとらわれない生き方】①ファームサイド株式会社代表取締役 佐川友彦さん
新規大卒者の入社から3年以内の離職率が3割を超えるが、そこには終身雇用にとらわれず、多様な生き方をする人が増えているという側面がある。東大の卒業生で企業の社員として働いた経験を持ち、現在は新たな道を歩んでいる3人に転職の経緯やアドバイスを聞いた。就職活動やその先の人生設計の参考としてほしい。1人目は、ファームサイド株式会社代表取締役の佐川友彦さんだ。 (取材・趙楠) 佐川 友彦(さがわ...
View Article【就活の一歩先へ 終身雇用にとらわれない生き方】③ビストロアンバロン代表 両角太郎さん
新規大卒者の入社から3年以内の離職率が3割を超えるが、そこには終身雇用にとらわれず、多様な生き方をする人が増えているという側面がある。東大の卒業生で企業の社員として働いた経験を持ち、現在は新たな道を歩んでいる3人に転職の経緯やアドバイスを聞いた。就職活動やその先の人生設計の参考としてほしい。3人目は、ビストロアンバロン代表の両角太郎さんだ。 (取材・趙楠) 両角 太郎(もろずみ...
View Article【就活の一歩先へ 終身雇用にとらわれない生き方】②SOELU株式会社COO 白土聡志さん
新規大卒者の入社から3年以内の離職率が3割を超えるが、そこには終身雇用にとらわれず、多様な生き方をする人が増えているという側面がある。東大の卒業生で企業の社員として働いた経験を持ち、現在は新たな道を歩んでいる3人に転職の経緯やアドバイスを聞いた。就職活動やその先の人生設計の参考としてほしい。2人目はオンラインヨガサービス「SOELU」を創業した白土聡志さんだ。 (取材・杉田英輝) 白土...
View Article【WHO,ROBOT⑤】遠隔化の波は診療を超えて手術まで~ロボット工学と医学の融合~
ロボットが歩んできた歴史や現在ロボット研究に携わる専門家の意見を交えつつ、これからのロボットの在り方を探る連載『WHO,ROBOT』。今回は遠隔操作ロボットの具体的な例として、遠隔手術支援ロボットを扱う。国境を跨いだ遠隔手術実験を成功させた光石衛教授(東大工学系研究科)に、その仕組みや実用化の現状を聞いた。 *取材はオンラインで行われました。 (取材・村松光太朗)...
View Article【WHO,ROBOT④】新しい身体が広げる可能性~テレイグジスタンスって?~
ロボットが歩んできた歴史や現在ロボット研究に携わる専門家の意見を交えつつ、これからのロボットの在り方を探る連載『WHO,ROBOT』。今回から、コロナ禍のように人と人が接触し難い状況で活躍が期待される遠隔操作ロボットの現状と可能性に迫る。 *取材はオンラインで行われました。 (取材・村松光太朗) 家の中から「出勤」新しい働き方...
View Articleこの音楽、共同制作者はAIです 音楽制作におけるAIと人間 ②Orpheus開発者
近年さまざまな分野で注目を集めるAI(人工知能)技術の利用範囲は、芸術の分野にまで及んでいる。中でも音楽制作では、作詞・作曲・歌唱まで全てAIを用いて行うことができる。音楽制作を通じたAIと人間との関わり合いについて、3人の専門家に話を聞いた。 (取材・岡田康佑) 自動作曲で新感覚の1曲を...
View Articleこの音楽、共同制作者はAIです 音楽制作におけるAIと人間 ③技術者
近年さまざまな分野で注目を集めるAI(人工知能)技術の利用範囲は、芸術の分野にまで及んでいる。中でも音楽制作では、作詞・作曲・歌唱まで全てAIを用いて行うことができる。音楽制作を通じたAIと人間との関わり合いについて、3人の専門家に話を聞いた。 (取材・岡田康佑) AIりんな / 惑星ループ(時々無垢Ver.)のMV AIと人間をつなぐ歌声...
View Article【キャンパスのひと】臼井幹博(法念)(うすい・もとひろ(ほうねん))さん(文Ⅰ・2年)
ラップイベントではMCネーム法念としてマイクを握る(写真は臼井さん提供) 飛び越えろラッパー 浪人を経てついに文Ⅰに入学した年、日本を飛び出した。向かった先はガーナ。FLYプログラムでの1年間の休学だった。「入学後の進路が定まらなくて、一回東大を離れようと思って」。歴史教育への関心から現地の高校と大学に滞在し、新興国での世界史の扱われ方を生で学んだ。...
View Article弱みは雑談のみ? オンライン授業の改善策は【検証:東大のオンライン授業③】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)収束の見通しが立たない中、今後オンライン授業とはどのように向き合っていけばいいのか。東大で授業のオンライン化支援に当たった大学総合教育研究センター(大総)の教員に、現時点で見えている改善点や、今後の動きについて聞いた。見えてきたのは、インフォーマルなやり取りをどうオンラインで補完するかが問題となっている現状だ。 (取材・高橋祐貴)...
View Article【キャンパスのひと】渡邊玲央(わたなべ・れお)さん(文Ⅲ・2年)
地元湘南のカフェにて(写真は渡邊さん提供) 揉め事、解決します 国際結婚をした両親のもと海外に行く機会も多く、幼い頃から国際問題を肌身で感じていた。そのため、学生の視点から国際問題の解決法を議論する模擬国連に魅力を感じ、高校時代から取り組む。高2の時には全国大会で最優秀賞を受賞し国際大会まで進んだ。...
View Article【20卒東大生就職状況】学部生 三井住友銀行が2年連続最多 コンサルは順位変動続く
東京大学新聞社は各学部・研究科への問い合わせを基に2019年度卒業・修了者の就職状況を集計した。民間企業は、学部卒業者では三井住友銀行が、大学院修了者ではソニーがトップ。中央省庁では、学部卒業者では総務省が、大学院修了者では国土交通省が最多だった。...
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